入れる材料の位置は上は鼻根部、二重のライン位から始めるのが綺麗です。もっと上からだとハーフっぽいイメージになります。下は鼻尖部までですが、鼻尖の高い人は鼻背の途中で終っても良いです。頬から見た鼻の角度が32〜34度位が審美的に良いです。
骨膜下に入れるべきです。材料の安定性と深く入れて材料の縁(ヘリ)の陰を出さないためです。また鼻骨はシリコンプロテーゼがぴったり付いても骨萎縮は起こさないものです。
固形シリコンの安全性は高く、美容外科以外でも整形外科や生体に入れる各種チューブの材料として各科で使用されています。材料は様々な大きさ・形・柔らかさがあります。
通常シリコンプロテーゼの先端に置く形で使われます。耳介軟骨だけで隆鼻術の材料を作ると、鼻背部に段差を生じ易く変形のリスクもあります。どうしても自家組織だけでの隆鼻を行う場合は側頭筋膜を巻いて棒状にして使います。